2025.09.08
# 基礎知識
問い合わせが来ない工務店ホームページの共通点|改善すべき5つのポイント

「ホームページを作ったのに問い合わせが全然来ない」「アクセス数はあるのになぜ問い合わせにつながらないのか?」
このような悩みを抱えている工務店経営者の方は多いのではないでしょうか。
実は、問い合わせが来ない工務店ホームページには共通した5つの問題点があります。
多くの工務店がホームページ制作に費用をかけたものの、期待した効果が得られずに困っているのが現状です。
しかし、原因を正しく把握し、適切な改善を行えば必ず成果は出ます。
この記事では、工務店ホームページで問い合わせが来ない5つの根本的な問題点を詳しく解説し、それぞれの具体的な改善方法と成果につなげるための実践的なポイントを提供します。
問い合わせが来ないホームページは5つの共通問題
問い合わせが来ない工務店ホームページには、改善可能な5つの共通問題があり、適切な順序で改善すれば問い合わせ率は確実に向上します。
深刻な問い合わせ率の現状
サイトタイプ | 1,000PV当たりの問い合わせ数 | 問い合わせ率 |
---|---|---|
効果的なサイト | 10~15件 | 1.0~1.5% |
問題のあるサイト | 1~3件 | 0.1~0.3% |
改善優先度と期待効果
順位 | 改善項目 | 即効性 | 期待効果 |
---|---|---|---|
1位 | 問い合わせ導線の不備 | ◎ | 問い合わせ率2~3倍 |
2位 | 価格・サービス情報不明確 | ◎ | 質の高い問い合わせ増加 |
3位 | 施工事例の見せ方不足 | 〇 | 信頼性・技術力向上 |
4位 | 信頼要素の不足 | 〇 | 不安解消・安心感向上 |
5位 | SEO対策不足 | △ | アクセス数増加 |
基本的な導線設計と信頼要素の不足が原因!
問い合わせが来ない根本的な理由は、お客様の立場に立った導線設計ができておらず、信頼関係を築く要素が不足しているからです。
問い合わせ率低下の3つの根本原因
1.ユーザビリティの問題
- 問い合わせ方法がわからない
- 手続きが複雑すぎる
- 連絡手段が限定的
2.情報不足による不安
- 価格感が掴めない
- サービス内容が不明確
- 会社の信頼性が判断できない
3.技術力の証明不足
- 施工事例の質・量が不十分
- 実績や資格情報がない
- お客様の声が信頼できない
なぜこれらの問題が放置されるのか
多くの工務店では「見た目の良いホームページを作れば問い合わせが来る」と考えがちですが、実際にはお客様の心理的ハードルを下げる仕組み作りのほうが重要です。
【具体例】5つの問題点と改善方法
ポイント1:問い合わせ導線の不備
問題点 | NG例 |
---|---|
問い合わせボタン | ページ下部の小さなリンクのみ |
フォーム項目 | 15項目(必須10項目) |
連絡手段 | フォームのみ |
導線設計の工夫は各社で異なるため、最適解はご相談ベースでご提案します。
ポイント2:価格・サービス情報の不明確さ
問題点 | NG例 |
---|---|
明確な価格帯表示 | 価格表示なし |
仕様の明確化 | 坪単価50万円~(上限不明) |
サービス内容詳細 | ローコスト住宅(金額不明) |
価格・サービスは「どこまで開示すべきか」が悩みどころです。御社にとって最適な情報公開の方法をご相談いただけます。
ポイント3:施工事例の見せ方が不十分
問題点 | よくある問題 |
---|---|
写真品質 | 暗い・ぼやけた・生活感が出すぎ |
情報不足 | 「○○様邸」と写真数枚のみ |
掲載数不足 | 5件以下、更新が1年以上前 |
施工事例は「数」よりも「伝え方」の工夫が重要です。御社の強みを引き出す見せ方をアドバイスします。
ポイント4:信頼要素の不足
信頼を高めるために必要な情報例:
- 年間施工棟数の明記
- 建築士などの資格情報
- 代表者・設計士の顔写真とプロフィール 等
信頼をどう伝えるかは、各社の歴史や方針によって変わります。具体的な要素の整理は個別に対応いたします。
ポイント5:SEO対策不足
問題点 | NG例 |
---|---|
ページタイトル | 「HOME」など一般的 |
地域名不足 | 地域名がページに含まれない |
コンテンツ不足 | 各ページ500文字未満 |
SEOは「自社にとって適切な戦い方」を設計することが大切です。汎用的な方法ではなく、地域や規模に応じた戦略をご提案します。
【重要】無料診断チェック
簡易診断チェックは、無料相談時に御社サイトを確認してご提示しています。
よくあるご質問
Q
工務店ホームページで一番改善すべき点は何ですか?
A
多くの工務店では「問い合わせ導線」の改善が最優先です。
最も効果が出やすく、費用も抑えられます。問い合わせボタンを目立つ位置に配置し、フォームをシンプルにするだけで問い合わせ率が2~3倍改善するケースが多数あります。
Q
SEO対策はやはり必要ですか?
A
はい、SEO対策は必要です。
ただし効果は地域や競合状況によって異なるため、「自社に合った戦い方」を設計することが成果に直結します。
Q
施工事例はどれぐらい載せるべきですか?
A
数よりも「見せ方」が重要です。
単に件数を増やすのではなく、自社の強みや特徴を伝えられる内容にすることで、信頼性や技術力が効果的に伝わります。
Q
価格を公開すると競合に知られるのが心配です。
A
価格公開にはメリット・デメリットがあります。
適切な情報開示の方法は会社の方針やターゲット層によって異なるため、公開範囲をどう設計するかが重要です。
まとめ:問い合わせが来るホームページへの改善
問い合わせが来ない工務店ホームページの問題点は、適切な改善により必ず解決できます。重要なのは効果の高い項目から段階的に取り組むことです。
この記事のポイント
- 問い合わせ導線の改善:
最も効果的で即効性があり、実施難易度も低い - 価格情報の明確化:
質の高い問い合わせが増加し、実施難易度も低い - 施工事例の充実:
工務店の技術力・信頼性を向上させ、実施難易度は中程度 - 信頼要素の追加:
お客様の不安解消につながり、実施難易度は中程度 - SEO対策の実施:
アクセス数の増加が期待でき、実施難易度は高い度
工務店のホームページは「作って終わり」ではなく、継続的な改善により集客力を高めていくツールです。
早めに取り組みを始めることで、将安定したWeb集客基盤を築くことができます。まずは問い合わせ導線と価格情報の改善から始めて、効果を確認しながら段階的に改善していきましょう。
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